きっと、佑都さん起きてきてるよね。

朝ごはんも用意したし、なんの不備もないと思うけど、やっぱ緊張する・・・・・!

私は、緊張したまま、階段をそおっと降りてリビングをのぞいた。

そこには、案の定、佑都さんの姿が!

制服にも着替えて、すごくシャキッとしててかっこいい!

って、そんなこと思うなんて・・・・・

自分に恥ずかしくなりつつもリビングに進んだ。

「お、おはようございます・・・・」

しぼむような声が出た。

「あ、蜜華おはよ。朝ごはん作ってくれたの?ありがとね。」

「あ・・・・え・・・い、え・・・とんでもありません・・・」

緊張は未だ解れないまま、席に着き、トーストをかじる。

「ねぇ、蜜華。・・・今日さ、迎えに行こうか?」

「!?」

「新しいお家だし、俺も迷いそうだから一緒に帰らない?」

「だ、だけど・・・・佑都さん、噂立てられちゃうんじゃないですか?」

「ん?立てられないって。」