次の日。
私は、いつも通り、制服に着替え、髪をセットして家を出た。
佑都さんと学校は近くて一緒にいっても問題ないんだけど・・・
さすがにそれは噂になったら佑都さんに迷惑だし、いつも通り、いつも通りに家を出た。

「蜜華、おはよ〜っ!」
朝から元気なかなと心が目をキラキラさせて待ってました!とばかりに口を開いた。

「ねぇねぇ、どうだった??水瞬の神対応王子様は!」

「ちょ、何、その呼び方」

「だって、そういうあだ名なんだもん。で、どうなの!?」
これは、いくら話題が逸れそうになっても聞かれそうだな〜〜・・・・

「どうって・・・特に何もないよ。」

「またまた〜!まぁ、今日はいいけど次は言ってね?」
かながそう言って、心が今度は口をひらく。

「そう言えば、知ってる?その例の王子様の噂。」