追記 この作品を見つけてくださってありがとうございます!ついに、イマドキ♡も100ページに達しました!
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楽しんで読んでみてくれると嬉しいです・:*+.\(( °ω° ))/.:+
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「わぁ、やばいやばい!このマンガ、面白すぎるでしょ。ねぇ、蜜華。」
放課後。先生のいない教室で、かなたちがマンガの回し読みをしていた。
「ああ、私もお嬢様なりたかった。許嫁とか欲しかった!」
かながグデーンと手をだらしなく前に投げ出す。
「蜜華もそうでしょ?」自分に振られた質問に、適当に曖昧にすればいいのに、私は余裕を持つことができなかった。
かなと、心から友達付き合いすることができない理由がある。
私には、隠してることがあるから。
私の名前は、野々(のの) 蜜華。
目の前でマンガを回し読みして笑い合ってるのは城之内かなと、西日心だ。
かなと心は大切な親友だ。だけど、私はいつも距離をとってしまう。
今の所バレてないっぽいけど。
「ねぇ、それより考えてくれた?部活。」
かなの質問に、一瞬口籠る。
私は高校一年生のとき、部活を入っていなかった。
だから、高校二年生になったら入る。と、その場しのぎの嘘を言ってしまって、それをかなはずっと覚えている。
私は、部活に入りたくないわけじゃなかった。
だけど・・・・
「聞いてる?」かながじーっと私の顔を覗き込んできて、私は我に帰る。
「き、聞いてるよ!い、今はどの部活に入ろうか悩んでるところだよ。かなはクッキング部だっけ?」
「そーだよ。ちなみにどことどこで悩んでるの?」
「・・・・く、クッキング部か、バレーボール部だよ。」
苦し紛れに言うけれど、かなは微塵も疑うことなく笑みを浮かべる。
「蜜華、得意だもんね。運動。私はからしきだめだからさ〜」
その、なんの疑いもないピュアな笑みに心が痛くなる。
きっと、たいしたことは隠してないんだろう。
だけど、あの「秘密」は、少なからず私の心にダメージを与えていた。
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「わぁ、やばいやばい!このマンガ、面白すぎるでしょ。ねぇ、蜜華。」
放課後。先生のいない教室で、かなたちがマンガの回し読みをしていた。
「ああ、私もお嬢様なりたかった。許嫁とか欲しかった!」
かながグデーンと手をだらしなく前に投げ出す。
「蜜華もそうでしょ?」自分に振られた質問に、適当に曖昧にすればいいのに、私は余裕を持つことができなかった。
かなと、心から友達付き合いすることができない理由がある。
私には、隠してることがあるから。
私の名前は、野々(のの) 蜜華。
目の前でマンガを回し読みして笑い合ってるのは城之内かなと、西日心だ。
かなと心は大切な親友だ。だけど、私はいつも距離をとってしまう。
今の所バレてないっぽいけど。
「ねぇ、それより考えてくれた?部活。」
かなの質問に、一瞬口籠る。
私は高校一年生のとき、部活を入っていなかった。
だから、高校二年生になったら入る。と、その場しのぎの嘘を言ってしまって、それをかなはずっと覚えている。
私は、部活に入りたくないわけじゃなかった。
だけど・・・・
「聞いてる?」かながじーっと私の顔を覗き込んできて、私は我に帰る。
「き、聞いてるよ!い、今はどの部活に入ろうか悩んでるところだよ。かなはクッキング部だっけ?」
「そーだよ。ちなみにどことどこで悩んでるの?」
「・・・・く、クッキング部か、バレーボール部だよ。」
苦し紛れに言うけれど、かなは微塵も疑うことなく笑みを浮かべる。
「蜜華、得意だもんね。運動。私はからしきだめだからさ〜」
その、なんの疑いもないピュアな笑みに心が痛くなる。
きっと、たいしたことは隠してないんだろう。
だけど、あの「秘密」は、少なからず私の心にダメージを与えていた。

