無口な彼の内情を知ったら、溺愛されるようになりました……!?


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 一週間後。
 私はパパに話をする時間を設けてもらい、黄山くんの話をした。その結果ーーは、その時に教えて貰えなかった。
 ただ、数日時間が欲しいと言われた。

 そして、今日。
 翡翠くんと黄山くん家族が我が家に招待された。
 私達家族も全員揃っている。

「アイツらが、紫ちゃんの……!」

 と、兄が初対面の二人にメラメラと怒りを露わにしている。

「紫苑。今日はその話じゃない。ーー黄山さん、私はあなた方にお尋ねしたいことがある」

 パパが、黄山くん家族が座っている方を見て言った。

「は、はい……なんでしょう……?」

 黄山くんのお父さんが、恐る恐る答えた。

「話の出所は申し上げられないのですが、単刀直入にお尋ねします。ルイジョーヌくんに、娘との婚約を条件にーー妹さんの治療費をチラつかせたというのは、事実ですかな?」

「……は?」

 黄山くんのお父さんが、顔を引き攣らせてる。
 私でも、困っているのが分かるくらい分かりやすい反応だ。
 パパは、家族のことをとても大切に思っている。
 そんなパパだから、命に関わることを条件にしているというのが許せないのだ。