「緑谷くんっ! 負けないでっ……!」

 張り詰めた空気の中、立ち上がって大声を出してしまった。

 一瞬、時が止まってしまいこれがマズイことだったと思い、バレないようにひっそりと座って猫背になり縮こまった。

 でも、勝って欲しい。
 みんなのこのマイナスな感情、絶対に間違ってるから……!