若干、翔に怒りをぶつけながら、これからの予定を考える。

それと…他のsparkメンバーへの説明は翔がやってくれるんだろうか。

いい人たちだったし、離れるのは寂しいな。

よし!幹部のみんなには挨拶をしていこう。

お世話になったし、私の事を妹みたいに可愛がってくれた。

私は、普段幹部が集まっている場所…通称「幹部室」へ向かった。


「あ!春香さん!どうかされましたか?」


私が幹部室へ向かっていると、後ろから声をかけられた。


「あ〜!黒崎さん!今、幹部室に行こうとしていたんです」


私が振り向くと、副総長の黒崎雪斗さんが立っていた。

透明感のある青色の髪に、金色の瞳、大人っぽい風貌の黒崎さんは、こう見えて私と同い年の中学2年生だ。

でも、学校は違うんだよね〜。

国内屈指の進学校に通っているんだとか…

さすが、sparkの副総長だよね。