地味子の私が天才アイドルたちに溺愛されまくりです!?①

「なんかななちゃん旅館の女将みたいだね~」

「ななが女将の旅館だったら貸し切りにして泊まるぞ」

あはは、一応今日は実質貸し切りだからいいかな?

「えっと一番奥の部屋が私でいっこ手前は陸斗さんでここから一番近い所が蓮斗くんです」

「りょーかい」

「わっかりました~」

ピッと敬礼のポーズをした蓮斗くん

「お風呂は順番に入ってくださいね」

「は~い」

「私は最後でいいです」

「ん、じゃあ僕が入ってくる」

「いってらっしゃ~い」

そしてガチャッと音をたてて部屋に入った

「私も部屋の中入ろっ」

メガネを外して髪をほどく

コンコンッ

「あ、はーい」

「ななちゃんご……………え、?」

なにか分からないことがあったのかな?

「どうしたんですか?」

「あ、えとねあの~Wi-Fi教えてくれる?」

「あっはい」

蓮斗くんに近づくと

「ああああち、ちょっと待って」

なにをそんなに焦っているんだろうか?

「ス、スマホ渡すからやって!!」

と言ってササッと私から距離をとった

「え?いいんですか?」

「うんっ」

蓮斗くんは正気を取り戻したみたいだった

ピッポッパ

「できましたよ」

「うんありがと~」

「いえいえですっ」

「んじゃね」

トントントンッと遠ざかっていく足音が聞こえた

「宿題でもやろうかな」

ササササッとやってふいに時計を見ると8:30だった

「ななちゃ~んお風呂終わったよ~」

「あっわかりました」

パジャマ準備してっとよぉし