地味子の私が天才アイドルたちに溺愛されまくりです!?①

「戦うか?蓮斗」

…………僕らよりこの人は多分強い

「逃げるよアオくん!!」

「逃げるのか?また会えたのになぁ?」

走っているとき後ろからふいに聞こえた声

………………ま、た?そういうことなのか!?

「アオくんアイツななちゃんを襲おうとしてる奴だよ」

「なぜ分かる?」

ん~?根拠はさっきの言葉はそうにしか聞こえないからかな?

「僕の勘かな?」

「本当は違うだろ」

「うん、せいか~い」

「正解しても嬉しくないな」

でもアイツは僕らを殺したりしようとはしなかった

………………まだ敵はいるってことだよね

………………めんどくせぇな

「どうした、蓮斗?」

「ん~?なんでもないよ~?」

「本当か?」

「本当だよ~疑わないでよ~」

「はいはい」

僕が表を出さなくなったのはあの頃





僕が小学六年生くらいの時

「蓮斗く~んぬいぐるみつくろ~」

「えっ?やだよ」

お父様がお金が有り余るほど

持っていたからいい学校に入れられた

「蓮斗くんは可愛いものが好きじゃないの?」

「ボクシングのほうが好き」

このときの僕は今の僕よりとても素直だった

「じゃあ俺と勝負してくれよー」

「うん」

「じゃあスタート!!」

スタートと言われたとたんに相手の子供を殴った

「ぐはっ!?」

その日僕はお父様とお義母様に呼び出された

…………僕のお義母様はお父様のお金に

めがくらんで再婚したらしい

「おい、蓮斗なにしてるんだ!?」

この時は殴られるのも日常茶飯事だった