地味子の私が天才アイドルたちに溺愛されまくりです!?①

「「「え?」」」

みなさんなんで困惑しているんだろう?

「ま、まさか」

「健も」

「ななを好きになったの!?」

うええ!?ぜ、全然気づかなかったんだけど!?

「あっはは、正解」

「ガ、ガチ…………?」

ほ、本当に!?私のどこが好きになるんだろう!?

…………みなさん違うものが見えてるんじゃないかな!?

「だから覚悟しといてねななちゃんっ」

ふえっ!?び、びっくりしたぁ…………

みなさんキラキラしているからまぶしいっ!?

「ななは渡さないからな!」

きゃっ!?陸斗さんに腕を引っ張られる

「取り返すから」

うわっ!?生徒会長さんにも手を引かれてバランスを崩しちゃった

…………こ、転ぶっ!?

「ななちゃんが困ってるじゃ~ん」

転ぶ寸前で犬童さんが止めてくれた

「あっ…………ごめん」

二人ともに犬みたいな耳がついてたらしゅんと

耳が垂れ下がっていると思う

「はぁ、デカメガネのどこが良いんだよ」

自分でもよく分からないからなぁ

「優しい」

「笑顔がかわいい」

ボンッと顔が赤くなったのが自分でも分かる

「あとその反応」

反応?

「アワアワしてる時ってことだよ」

へっ!?そんな所も見てたの!?

は、恥ずかしいっそう思ったとき

プルルップルルッ

「ん?」

携帯の画面を見るとさやちゃんだった

「さやちゃん?どうしたの?」

『どこにいるの!?もしかして生徒会様達といる!?』

ん~?さやちゃんはエスパーなのかな?

「うんっそうだよ」