地味子の私が天才アイドルたちに溺愛されまくりです!?①

ケンカは止めて~ 

ガチャ

と音がして手首を見ると

「「て、手錠!?」」

『カレカノが離れられると面倒くさいので手錠で繋げてあげました~』

これ…………

手を繋いでるのと一緒じゃん!?

「なな早く出口行こう」

あれ?なんか陸斗さん怒ってる?

「着いたぞ」

ゲートが二重になっている

「行くよ」

『相手に告白してね』

と看板に書いてあった

ええ!?な、なにそのルール!?

「なな愛してる」

へっ!?

シュボッと顔が赤くなるのが分かる

「大好きだよ」

こ、これ私も言った方がいいやつだよね?

「わ、私も好きです」

これでいいのかな?

というかすごく恥ずかしいんですけど!?

『はーい、でもあなた達能力持ちですよね?』

な、なんでそのことを…………!?

『能力持ちをここから出すわけには行かないのです』

このパーティーやっぱりなにかおかしい!

『それから、?#*た$!+%&け/--$*て』

ん?後半ノイズがかかって聞こえない

「陸斗さんさやちゃんは能力持っていないので」

「剣持さんだけでも逃がそうってことか」

話が早くて助かる!!

プルルッ

携帯を見るとさやちゃんからだった

「はぁいどうしたの?」

《いまどこにいる?》

さやちゃんがなんで

そんなことを聞くんだろう?

「なな、ちょっとスマホかして」

うんと頷くと

「こんばんは」

ん~?何をするつもり?

『あらぁこんばんはぁ』

えっ?この声がさやちゃん?


「これがさやちゃんな訳ない!!」

ということはさやちゃんが危険!?

「なな行くぞ!」

「うん!」

さやちゃんの近くに居た

生徒会長さんも危ないんじゃ!?

「なな走れる?」

えっ?って

「きゃっ!?」

な、なんでお姫さまだっこされてるの!?

「急ぐぞ」

お姫さまだっこは普通に

恥ずかしいのだけれど!?

「あっ!良いタイミングだね!」

えっ!?生徒会長さん!?

さやちゃんは!?

「陸斗ちょーっと手伝ってもらえるかな?」

「ああ」

「わ、私もっ」

「よしっじゃあ行こうか」