地味子の私が天才アイドルたちに溺愛されまくりです!?①

ひ、ひえっちょっと怖いかもぉ

「あんた名前は?」

素直にななって言ったらダメだよね!?

「ナノです」

「ふーん分かった」

な、なんか素っ気ない

「では陸斗様」

さささっと去っていった

「僕もうダメかも」

えええ!?ダメってなにが!?

「なな可愛すぎ」

う~ん可愛くないと思うけど

「陸斗さんの方がカッコイイよ?」

すると陸斗さんは顔を赤くさせた

「男にカッコイイなんて言っちゃダメだよ」

ん?カッコイイと思ったから

言っただけなんだけどな

「ななはは鈍感過ぎないか?」

鈍感?そんなことないと思うけど

「陸斗さんモテるんですね」

陸斗さんはあははと苦笑いをすると

「僕好きな人いるのに付きまとってくるんだよね」

い、言い方がなぁ

「ななは好きな人いるの?」

ん~あまりかんがえたことなかったなぁ

「いないよ」

ズキッと胸が痛くなった

…………どうして?

「そ、じゃあ僕のこと好きになってよ」

…………へっ、?な、なに言ってるの!?

が、学園の有名人でもあり、

インターネットの有名人を好きになれ!?

「む、むりっ」

そういってうつむくと陸斗さんが

顎をクイッと持ち上げて

目線を会わせるようにした

「僕からは逃げられないよ」

逃げられないっ!?

「覚悟しといてね?」

覚悟ってなんの!?

「うん、やっぱり分かってないね」

もうよく分からないよぉ

「なな僕の活動見ててね」

活動?カラナイの事かな?

「うんっ頑張ってね」

あっメガネと三つ編み忘れてた

キーンコーンカーンコーン