地味子の私が天才アイドルたちに溺愛されまくりです!?①


「瑠花起きたよ」

えっ!?赤野さん起きたの!?

体調大丈夫かな!?

「それだけかよ」

ん?天乃さんがボソッっと言った言葉がやっぱり聞こえないなぁ

「赤野さん体調大丈夫ですか?」

「……は?善人のふり?」

え?ふりなんかじゃなく本当に心配しているのに

…………伝わらなかったのかな?

「ななはちゃんと心配してくれてるんだ」

わ、私の思った事をなんで……!?

あっ、心が読めるのが能力なんだった

「えっと陸斗様は私の心配してくれたんですよね?」

「は?僕が心配するのは、ななだけ」

だ、だけ!?か、家族とかはあまり

心配していないって事だよね!?

「陸斗様はこの子の事好きなんですか!?」

な、なんでそんな質問になるんだろう

…………ただ単に情報がほしいだけじゃない!?

「じゃあ今告白すればいい?」

「す、好きなのであれば」

いやいや、無理があるでしょ

「なな」

「は、はぁい?」

「好きだよ」

ボッと顔が赤くなる

「付き合おう」

えええ!?つ、付き合う!?

「ま、まだそういうのはよく分からないので」

「フラれてないだけマシだね」

え?マシとかあるの!?

「僕頑張るからね」

頑張るってなにを?

「うんっ頑張ってね」

「やっぱり分かってなさそう」

「恋には盲目ね」

なんかみんなあきれてる!?

私なにかしたかな?

「おい、お前」

「は、はいっ!?」

ね、根元さん!?

「なに、アオ」

私をかばうように前に立ってくれる

「てめぇ何者だ?」

…………え?