2階、観客席の後ろ。
えっと、どこからあがるんだっけ?
観客席後ろのドアを出て見渡せば、コンクリート製の階段が左右に付いている。
そっか、ここだ。
普段使わなかったから、目に付いてなかった!
ミタマちゃんの招き猫を持って階段を駆け上がる。
中からミタマちゃんの護符を一枚取り出して、怪異が来た時の準備をして、ギャラリーに続く扉を開ける。
バァァァァン!
開け放った扉の向こうには、演劇部の生徒が数名、床に倒れ伏し、照明器具にスライムのような怪異が纏わりついていた。
「す き よ だ い す き、あ た し を み て」
怪異は、ずっと照明を舞台に当てながら、そんなことを呟いていた。
「あ た し だ け を み て」
怖い、え、怖いってば!
何、このヤンデレ怪異……。
えっと、どこからあがるんだっけ?
観客席後ろのドアを出て見渡せば、コンクリート製の階段が左右に付いている。
そっか、ここだ。
普段使わなかったから、目に付いてなかった!
ミタマちゃんの招き猫を持って階段を駆け上がる。
中からミタマちゃんの護符を一枚取り出して、怪異が来た時の準備をして、ギャラリーに続く扉を開ける。
バァァァァン!
開け放った扉の向こうには、演劇部の生徒が数名、床に倒れ伏し、照明器具にスライムのような怪異が纏わりついていた。
「す き よ だ い す き、あ た し を み て」
怪異は、ずっと照明を舞台に当てながら、そんなことを呟いていた。
「あ た し だ け を み て」
怖い、え、怖いってば!
何、このヤンデレ怪異……。
