恋しちゃってもいいですか?

「愛莉〜!」
そろそろ帰ろうかとした時,外から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
私たちの学校の部室は2階建て。女バドの部室は2階にある。そしてそこから見下ろすと優希がこちらの方を見て大きく手を振っていた。隣には伊織と洸もいる。

「ちょっと待って。今優希なんて言った?」
「なんてって愛莉〜って…あ。」
「え?ちょっと待って。どういう関係?」
「もしかして2人付き合ってる?」
「いや流石にそれは…あるかも。」
香穂と私が色々話している間,
「やっぱり優希くんイケメンやなぁ…。」

1人お花畑にいる美奈。私たちの会話が横で聞こえてないことを願おう。
優希たちを待たせるのは悪いと思い,私たちは急いで階段から降りた。