恋しちゃってもいいですか?

私の癖に何格好つけたこと言っちゃってるんやろ?
「凄い…。」
「確かに。私もなんだかんだ相手の悪いところばっか見る癖あるかも。気を付けよ。」
「あくまで私の考えやから気にせんくて良いよ?」
「いやそんなことない!流石私の幼馴染!今日はうんとよしよししてあげる〜!」
「きゃーやめてよ!」
「私からも〜!」
「ちょっと美奈まで〜。」
2人から頭を撫でられて髪がくしゃくしゃになる。それでも私はこれでもかというくらい笑った。香穂も美奈も3人で。

そんな様子をただ呆然と眺めている人がいるというのを私たちは気付いていなかった。

「3人とも。ちょいちょい。」
基礎練習した後の休憩時間に私たち3人は結衣先輩から手招きされた。
「みんな仲良くなれて良かったね!」
「「「はい!」」」