恋しちゃってもいいですか?

小さい声ながらも聞き取れた。てかその瞬間さっきまでうるさかった色んな人の声が急に聞こえんくなって静かになった。

よし,もっと行け!俺。
深く深呼吸して次の質問に移る。
「その人にはもう出会えた?」
もっと攻めた質問をした。すると結愛は俺の顔を見てコクンと頷いた。
「その人のこと,俺は知ってる?」
すかさず次の質問をし,そしてまた小さく頷く。
「俺が聞いていいんか分からんけど,その人の名前,言えたりする?」
もうこれほぼ答え言わせてるやろと自分でも思う。
この質問をした次の瞬間,結愛は俺にグンと近づき,ヒソヒソ話をするように俺の耳元でこう呟いた。

「明日,テスト終わったら言う。」

そのとき決心した。結愛がその人の名前を言う前に俺が先に言うって。