恋しちゃってもいいですか?

一方俺は同じ頃,香穂から尋問を受けていた。尋問?言い方悪いか。まあそれは置いといて俺を見つめる香穂の目がなんか怖い。
なんで俺が今こんなことになってるかというとこの休み時間の一個前の休み時間,急に香穂から「次の休み時間私に着いてきて。」とだけ言われてその通りにしたら今に至る。着いて来んかったら良かったかもしれん。

「なんで呼ばれたか分かる?」
「ま,まあ…。」
香穂生徒指導の先生みたいでこーわーいー!俺が先生から説教されてる問題児みたい。まあ俺自身元問題児やけど。でも声自然と小さくなる。
「あ,あの…。」
「何?」
「なんで呼ばれたかはなんとなく分かるけど,香穂はなんでそんな怒ってんの?」
俺がそういうと香穂はでっかい溜息をつく。え,俺なんか悪いことした?
「え,分からんの?」
「はい。」
「マジかー。」
「すみません。」