恋しちゃってもいいですか?

「どういうこと?」
「あー伊織は香穂に問い詰められてうっかり本音言っちゃってるはずやのに…。このままやと伊織が可哀想や。せっかく正直な気持ち教えてあげたのに自分には何も返ってこーへんとか。報われんなぁ。」
私の疑問を無視し,手で目元を覆い、落ち込む素振りをする洸。

「俺は伊織の親友や。やから俺は伊織の気持ちを大事にしたい。」
さっきまで落ち込んでたかと思ったら急にキリッとした鋭い目つきで私を見る。その目が少し怖い。
「この際やから言わせてもらうわ。結愛,お前伊織の気持ち踏み躙る気か?バカにする気か?もしそれがホンマならいくら結愛でも俺は許さん!」
この時の洸の目を私は2度と忘れることはないだろうと思う。まるで獣の目。元々キリッとした目つきでしかもその目が赤く光ってるように見える。怖い。