恋しちゃってもいいですか?

「オールはあかん!俺は遅くても10時台には帰りたい。明日は俺昼まで寝るって決めてんねん。」
「けちー!」
なーんてアホみたいな会話してたらちょうど俺らの席辺りでソワソワしてる女子がいた。

あ,これはきっと俺らが会話してるから気まずくて自分の席座られへんやつやな。俺の前,洸の後ろでもある席が一個ポツンと空いてる。おそらくそこの席の人やろ。
何なら洸のアホは自分の腕そこに置いて椅子でシーソーしながら俺と話してる。そりゃ入られへんな。
「おい,洸。」
俺は自分の首を左方面にクイクイってすると洸はその女子の存在に気づき,サッと自分の腕をどかす。咄嗟に俺は,「どうぞ。」っと言いながら右手をヒョイっと前に出した。