恋しちゃってもいいですか?

「まあまあ。私の家族やってみんな学力一緒って訳じゃないんやしただ勉強が伊織に合わんかっただけよ。そやから大丈夫。伊織にはちゃんと得意が存在してるやん。」
「俺の…得意?」
「うん。いつやったかな?体育で50メートル走したとき全学年1番の記録叩き出してたやん。サッカーやってめっちゃ上手いし。運動神経抜群やん。」
「そやったっけ?」
「そーよぉ。そやからもっと自分に自信持って!」
「うん…ありがとう…!」
そのありがとうと言った伊織の顔がとても輝いているように見えた。

「あ,そうや。」
ちょうど頼んだものが出てきたとき,伊織が突然口を出した。
「何?」
「俺,英語も見てもらいたくってさ。時間あるときでいいからお願いしてもいいすか?」
まさかの伊織から勉強教えてくださいという頼み事。意外すぎるけど嬉しい。私を頼ってくれるなんて!