放課後デスゲーム

「う’’ぅ、ひっく」

由羅ちゃんは話を聞いて可愛い顔を歪ませながらとにかく泣いていた。泉のように湧き出る涙を白く細い手で懸命に拭っている。

「それに、さ。もうこれ以上、人が、クラスメイトが、友達が死んでいくのを見たくないんだよ。これ以上、皆に狂ってほしくないんだよ。これは俺のエゴだけどさ。」

そう言ってそっと由羅ちゃんを抱きしめる。

この空間に私たち部外者はいてはいけない気がして、そっと、離れる。

「それと、もし俺を殺すなら沓か由羅が殺して」

’’最後のお願い’’と言わんばかりに沓くんと由羅ちゃんを交互に見て悠輝くんは言う。

「うぅ、わ、がっだ」

まだ嗚咽が収まらない泣き声で由羅ちゃんは同意した。沓くんも力なく頷く。

正直早くこの茶番を終わらせてほしいんだけどな…

急にぶちっと音がして、テレビの電源が付く。

「皆さんにいいお知らせがあります。なんと、蘇りの儀式が思っていたよりもスムーズに進むらしいので私はそちらにいけるようになりました!」

あー、なるほど。私は一般的な人と比べるとかなり察しがよい。

だから、もう、黒い人が何を言いたいのかが分かった。

ちらりと由羅ちゃんと沓くんをみる。まだ察せない鈍い沓くんともう、すべてわかってしまった絶望の色の目をした由羅ちゃん。

「なので、大切なクラスメイト兼生贄を皆さんで殺さずに済むことになりました!」