ずっと、今までも、これからも、この友情は壊れることなく、永遠につながっているものだと思っていた。

うるさいセミの鳴き声も、春の不安も、夏の焼けるような暑さも、秋の切なさも、冬の寒さや寂しさも全部、このクラスなら大丈夫。

完璧なクラスになれる。
それを信じて疑わなかった。

ずっと、いやそう’’あの時’’までは。