最近流行っているアプリで、やっている子も沢山いる。

「このアプリをダウンロードすると、１日に１回司令が送られてくるんだ。その司令が来ると２分以内に無加工の写真をアップしなきゃいけない。まぁ、ゲームみたいなもんだな」

昇は【R‐リアル】についてかなり詳しいみたいで、スマホを確認することなく説明している。
「それ、わたしも聞いたことある！　世界中の人と繋がれるんだよね」

「あぁ。その【R‐リアル】がコンテストをするってメールだったんだ」
昇は知里の言葉に同意してから、自分のスマホを私の机の上においた。

画面にはさっき送られてきたというメールが表示されている。




【このメールが送られてきた人だけに特別ご招待！

この度【R‐リアル】ではコンテストを開催することになりました。
ルールは簡単！
アプリが１日１回スマホに通知を送るよ！
その通知に書かれている通りに行動して、動画を撮影しよう！
１回成功すると１ポイントゲット！
１０ポイント貯めるとご褒美あり！
１００ポイント貯めると一千万円とギフトコードと交換！

ただし、３回失敗すると失格になるから気をつけてね！】