摘まれない花

「はい、これ使って」


白のタオル



「ふわっふわ、、

すごい、」




触ったことのない質感

モコモコしたような、

フワフワしたような




手や口を拭く



すっごいいい匂い、







「これ、誰が洗濯したの?」


「組員」


組員さんか、



「その人と話したい、!」


話聞いて、

このタオルの仕上げ方知りたい、





「は?無理」




え、?



「そっか、」


明らかに凹むわたし


「いくよ」



また手を絡めて歩く湊杜


なんだか怒っている気がした