摘まれない花


頭には小学生時代が思い描かれる




お風呂に入れさせてもらえないわたしに

汚い、臭い




なんて当たり前に言ってくる



そりゃ、そうだよ、



はいれないんだもん、




「お前なんて生まれて来なければ」


「さっさと死ねよ」


「迷惑ばっかかけて、

姉として恥ずかしいわぁ」




ずっと謝ってたな、

クラスメイトにも

家族にも。








父親も姉も

今頃何してるかな、



わたしが居なくて困ってる?



あの人は、結菜を殴れないもんね





ストレス発散する相手居なくて

困ってるか、
















「おい、聞いてんの?

ぼーっとしてっけど、大丈夫か」





ハッとする




「あ、うん、そうだよね、?!


ありがとう!!!」




返事、してなかったんだ、



焦って声張っちゃった