摘まれない花




数分待ってると






「悪かったな。

一旦落ち着いた」



私のすぐ隣に座る湊杜


なんか近くない??




「結城に聞いたか」

「う、ん?なにを?」







「今日からこの部屋に住んでもらうこと」


「あ、うん、聞いた」





「悪いな。俺から言うつもりだったんだが、

母親に早く会わせたくて。」



そっか、

湊杜なりの心遣いだったんだ、



「ありがとう」





「ふっ、ああ。」



何に対しての笑いなんだろう、



「あのね、

結城さんが、湊杜が人に笑わないとか

目合わさないって、言ってたんだけど、



わたしは、大丈夫なの、?」





大丈夫って聞くのもおかしいか、