摘まれない花

「愛菜、

もう湊杜くんのところに行きなさい」



え、でも、



「わたしは大丈夫よ?


宗輔くんがいるからね」



また、

いるからね↑



胸が温かくなる





「宗輔くん、連れてっていいわよ」



え、


ちょっと、



「では、愛菜様行きましょう」




へ、?








結城さんに連れられ、廊下へと出る







「すみませんでした。

無理やり連れ出してしまうような真似をして。」




「え、あ、全然大丈夫ですよ?」




肩を並べて2人で歩く