摘まれない花

「私もそう思いますよ。






人に興味を持つことがなく、




目も合わせない、



笑いかけない、



あの方がですよ






自分から女性の体に触れるなんて


ありえませんでしたから



更に言えば



痣の手当てなども



自分ではされないですからね。





だから、


貴方は、若頭の唯一になるべきなんです。






あの方に、特別な存在の


ご友人がいらっしゃったんですが、




色々ありまして。




だから、あなたしか、


彼を救えないんです。」









なにを言っているか、



いまいち理解が出来なかった






だって、




目も合うし、



尻もちついた時

爆笑されたし、





私にしかしない、?






「は、はい、」




とりあえず、

返事、するしかない、よね。