摘まれない花

「っ〜、、」




やはり高くて乗れない、



それどころか乗り方がわからない、






男の人はもう運転する準備万端そうだし、






私はまた人に迷惑かける







「あんたは本当、
人様にご迷惑をおかけするのが得意よね」



何度も嫌味のように結菜に言われてきた言葉





ああ、どこまで行っても私はあの家庭に囚われている






「大丈夫かよ」






え、?












「おい、大丈夫か?」




あ、


「は、はい!」


まって声裏返っちゃった、


恥ずかしすぎるよ






「ふはっ、乗れないのか



可愛いな」