摘まれない花

あの日から







私は食べなくなった














栄養失調で病院では点滴を打たれていた











退院後、家で食べさせてもらえるわけがなかった















このままいれば



私はもうすぐ佑哉のところへ行くだろう







私が幸せを望んではいけない





笑ってはいけない




それだけは誰よりも深く


胸に刻んでいた










つもりだった。