君のことが好き。  恋しちゃってもいいですか?シリーズ②

「なんかみんなで話してたん?」
「うわぁ!」
俺がボーッと考え事してたらいきなり結衣が話しかけてきた。それだけでもだいぶ驚いたけど声した方向向いたらすぐ横に結衣の可愛い顔があったから尚更。思わず叫んじゃったよ。
「ど,どうしたん?結衣。」
「いやだから。私たちがおらん間みんなでなんか話してたんか?って。」
「い,いや?何も話してへんで?」
「ホンマに?」
と距離を詰めてくる。辞めてくれ〜。俺の心臓がもたん。それに俺の顔が赤くなっちゃうよ。
「ホンマホンマ。」
「ふぅ〜ん。」
と結衣は一旦俺から離れ,琴乃と楽しそうに話し出した。
「何モジモジしとんねん。ちゃんとせえやボケェ。」
「イデ!」
翔真が俺の後頭部をど突いてきた。
「今ので相手不快にさせてどないすんねん。」
「だってぇ…。」