君のことが好き。  恋しちゃってもいいですか?シリーズ②

「一回くらい結衣の気持ち聞いてみたら?じゃないと,僕と彩綾ちゃんみたいな関係にはなられへんでぇ…。」
ニタァとしながら俺に詰め寄る香織。そしてうんうんと頷く琴乃と翔真。何やねん,この連携プレイ。

「で,いつ告るん?」
興味津々の香織。
「何回も言うけど早い方がいいで?」
淡々とした声で急かしてくる翔真。確かに,1年の頃からずっと言われてる。
「そうやそうや。あのな?言っとくけど結衣もモテるんやで?向こうは自覚してへんけど。」
流石結衣の親友。結衣のことを理解してる。

「そうや!」
急に香織が叫んで席を立ち上がる。
「脈アリエピソード真央が僕らに教えてくれたらいいんや!そしたら僕らもこれ脈アリやで?って言えるし!」
「ホンマや!香織天才!」
「流石現役カップル。」
「やろ?琴乃,翔真!」