君のことが好き。  恋しちゃってもいいですか?シリーズ②

「じゃあまた明日。」
「うん,またね。あ,そうや!」
私は敢えて真央くんの髪型をいじる。
「部活終わりやからか知らんけど真央くん髪の毛ボサボサやで。」
「うるさいなぁ。癖毛なんですぅ。」
そうやって今日も笑い合う。これでいい。私と真央くんの関係はただの幼馴染。これで問題ない。きっと私も真央くんもお互いこれ以上の関係を望んでない。

「でも,私癖毛の真央くん結構気に入ってるで!」
私はこれでもかという様な満面の笑みを真央くんに向ける。
「え?」
そのあと何か言いたげな真央くんを無視して
「じゃあまた明日!」
私はそう言い残して家に入った。

「お,おう…。」