君のことが好き。 恋しちゃってもいいですか？シリーズ②

あ，ちなみにこれは嫉妬ではないよ？ただ単に不思議に思ってるだけやから。

ようやく部活が終わり，片付けをする。
私がバドミントンの支柱を倉庫に持っていく最中，男バレの前を絶対通るんやけどそのとき，たまたま妙な会話が耳に入った。
「芹沢先輩！お疲れ様です！」
1年生のマネージャーが真央くんに話しかけてる。なるべく耳に入れないように，あと気づいてへん振りして顔をそっちに向けへんように気を付ける。

「お疲れ。いつもありがとうな。」
真央くんは優しいからその子に明るい声で応答する。
「それと先輩…。」
急にモジモジしだす1年マネージャー。
「ん？どした？」
「今日…一緒に帰りませんか？私先輩と2人でゆっくりお話ししてみたかったんです。」
その言葉を聞いた瞬間，私の心臓がキュッと締め付けられる感じがした。それでも私は冷静になろうと努力する。