君のことが好き。  恋しちゃってもいいですか?シリーズ②

「弥生,お前先輩の前やったらそんなに喋るんや。」
茶髪の子が言う。
「俺らの前でももっと喋ってよ〜。」
「は?うるせ。」
この子普段どんだけ辛辣なんやろ…。それでも仲良くしてくれる子がいるならそれでいい。てかみんな小野寺くんのこと下の名前で呼んでるやん。それをOKしただけでも随分進歩よ小野寺くん?

「チェ,相変わらず優希ってモテるんやなぁ。」
金髪の子が不服そうな感じで言う。
「お前マジそれしか言わんやん。だからモテへんねんで?」
茶髪くんが煽る感じで言う。
「うるせぇお前!ちょっとは黙っとけ!」
「はぁ?俺はもう彼女いるからぁ。」
「あーもうー!!だからモテ男は嫌やー!!!」
なんか金髪と茶髪で言い合ってる。すると小野寺くんが,
「あ,これケンカじゃないです。日常茶飯事です。」
と教えてくれた。
あ,これが日常茶飯事か。なんか騒がしいけど仲良さそうでいいね。