君のことが好き。  恋しちゃってもいいですか?シリーズ②

一気に捲し立てて話した。にしても琴乃怖ぇ〜。クラス中ビビってるやん。しかも先生まで。
「ま,まあ湯浅さん。文化祭までまだ時間あるからまた誰が何するとか話し合ったらいいんちゃう?みんなが楽しめるように協力したら大丈夫よ。」
先生が苦笑いしながらフォローする。1度スイッチ入ったらなかなか切れへんからなぁ,琴乃は。

実行委員も半泣き状態。なんか見てるこっちも可哀想に思えてくるけどまあ自業自得やろ。だって私の話一切聞かんと勝手に進めたから。私は何もフォローできんわ。

「琴乃〜。あれは言い過ぎやったんちゃう?確かに結衣が心配やったってのもあるけど。」
「いやぁでもさ,人が嫌って言ってんのにそれを押し付けるってのもどうかと思うわ。しかも結衣の意見ちょっとすら聞いてへんのやろ?」
「あ,そっか。じゃあ琴乃悪くないわ。」
「やろ?」
2人とも,私を心配してくれるのは嬉しいけど言い過ぎはあかんよ?