君のことが好き。  恋しちゃってもいいですか?シリーズ②

「え〜…。芹沢さんをレベルアップさせたような人間×3とか正直キツイっすよ。」
何やその言い方!小野寺にとって俺はどんな存在やねん。
「なんかその言い方俺に失礼やな。」
小野寺は俺にはまだ心開いてくれてるから嬉しいっちゃ嬉しい。だからといってなんでも言っていいとは一言も言ってへんよ?

「そういやお前,好きな人できた?」
するとさっきまで塩だった小野寺は急に動揺しだし,
「別に。そんな人いません。もう部活始まるんで行きますよ?」
と言われた。
(コイツホンマ読めへんな。一体普段からどんなこと考えてるんやろ。まあいっか。)
よし,今日も練習頑張ろか。今年は春高行くって結衣に約束したから。

「芹沢!昨日のストーリー見たで?あれ絶対相手福村やろ?」
「てか福村もストーリー上げてたやん。」
「お前らホンマ仲良いよな。早よ付き合えよ。」
「芹沢さんいつになったら彼女できるんですか?」
とまた弄られる。