君のことが好き。  恋しちゃってもいいですか?シリーズ②

おかしいな,教科書めっちゃ置き勉してるはずやのに謎にリュックが重い。お弁当は入ってるけどここまで重くはないはず。学校に近づいて行くに連れてどんどん気分が下がる。
もう体が重い。心の体調不良で帰ったらあかんかな?なんて思ってたら学校に着いた。正門に立ってる先生は明るく挨拶してる。それを見ると今特に大きな悩みが無さそうで羨ましく感じる。先生だけじゃない,周りの笑顔で登校してる生徒もそう。

「結衣ー!おはよ!」
同じ部活の友達が挨拶してくれる。この子は真央くんと同じクラスでもある。
「あ…おはよ…。」
「どうしたん?今日めっちゃ暗い…あ〜そやった。昨日大変やったもんなぁ。申し訳ないけど大丈夫?って言葉しか見つからんわ。」
「あ…ううん。明るく話しかけてくれただけで気持ち少し楽になったから気にせんといて。」
「そう?なら良いけど…。」