ーある日の朝ー

「ふわぁ…眠いな。あれ？まだみんな起きてないのか？」
レオが寝癖そのままで、そういうと先に起きていたルイがいった。ルイはソファーで身支度を済ませ紅茶を飲んでいた。
「うん、まぁ昨日は女の子がかなり暴れてたからね。眠るのも遅くなったんでしょ、^ ^」
「そうか、それにしても…リツがまだ起きてないなんて珍しいな。」
レオがそう言った矢先、リツが起きてきた。リツは、いつもと様子がおかしかった。
頬は酔ったように赤く、足もフラフラしていた。
すかさずレオが言った。
「おい、リツ、どうしたんだよ？体調悪ぃのか？フラフラしてんぞ？」
「……、いやぁ…あんなに美味しい血は久しぶりだよ。あの子、絶対次も捕まえないとな。」
「リツ、何があったの？順を追って説明してくれるかな？」
ルイがそういうとリツは昨日のことについて話し始めた。