高嶺のぼっちはかまわれたい

ぽかんとしていると、目の前にはニッと白い歯を見せて笑うジミー先輩の顔。


「俺と付き合ってよ、花」

「…なっ、なに言ってるんですか!」

「あれ?これも青春ノートになかったっけ?『放課後の教室で告白されたい』って」


わたしの握りしめている青春ノートを指さすジミー先輩。

慌てて見返すと、たしかにあった。


【・放課後の教室で告白されたい】――と。


「俺が花の彼氏1号な」


『俺があんたの友達1号になってやろうかって言ってんだよ』

あの言葉がきっかけて、ジミー先輩はわたしの友達役になってくれた。


だから、今回もわたしの青春を叶えてくれるためだけの恋人役への立候補。

ジミー先輩にとって、とくに深い意味はないはず。


だから――。


「こ、こんなわたしでよければ、…よろしくお願いします」


わたしはペコッと頭を下げた。

それを見たジミー先輩は満足げに微笑むと、わたしの頭をわしゃわしゃと撫でた。