高嶺のぼっちはかまわれたい

ただでさえ人見知りのコミュ障なのに、初対面でいきなりイケイケのみなさんとボウリングだなんて、わたしにはハードルが高すぎる。

そう思っていたけれど、みなさんはそんなわたしの壁を容易く打ち砕いてくる。


「次、花チャンだよ!」

「花チャン、ナイスぅ〜!めっちゃうまいじゃん!」


気づいたら、わたしは笑顔でハイタッチを交わしていた。


そのあとは、イケイケお兄さんの車に乗ってみんなで夜景を見にいった。


『みんなでノリで『このあと夜景見にいこうぜ!』って話になって見にいってみたいなー…と思いまして』


学校帰りのカフェでジミー先輩に話した理想の夜景を見にいく流れ。

今がまさにそれだった。


山道を上ったところにある、この辺りでは定番の夜景スポット。

でも、駅からは遠いし、バスもこの時間はほとんど通っていないから、くるとなると車が必要になる。


わたしじゃ絶対に行くことができないような場所。