高嶺のぼっちはかまわれたい

見上げると、キャップを被った男の人が。


「…あっ」


はっとして、思わず声が漏れた。


なぜなら、間に割って入ってくれたその人は、なんとこの前の札束パリピ男だった…!

今回はキャップを被っていて、この前の春ニット帽とは違うけど、雰囲気ですぐにわかった。


と同時に、なにかに気づいてしまった。


ま、待って…。

このきれいな顔立ち、どこかで見たことがある。


…いや、そんなはずない。


そう自分に言い聞かせてみるも――。


「も…もしかして…、ジミー先輩…!?」


わたしがそう発すると、札束パリピ男はニッと笑った。


「なんだよ、今ごろ気づいたのかよ」


やっぱり…ジミー先輩だ!!


ジミー先輩はわたしを背中に隠すようにして、男の人たちの前に立ちはだかる。


「で、あんたらだれ?俺の彼女になんか用?」

「へ?カノジョ?」


酔っ払いの男の人たちは、ぽかんとした顔を見せる。