高嶺のぼっちはかまわれたい

やっぱりジミー先輩、青春ノートを読んで――。


でも、最初のほうしか見ていないと言っていたし、これはただの偶然なのだろうか。


そのとき、わたしの頬を爽やかな風が撫でた。


「気持ちいい…」


ふと立ち上がり見上げると、空は雲ひとつない青空だった。

その青空の下に、街並みが広がっている。


「きれい…。ここって、こんなに見晴らしよかったんですね」

「そうだよ。知らなかったの?」

「はい。なんだかんだで、屋上くるの初めてかもです」


わたしはそよ風になびく髪を手で押さえながら、柵のそばにいるジミー先輩の隣に並ぶ。


「今日は天気もいいし、ここで昼寝したくなるよな」

「昼寝って、まだ朝ですよ。でもたしかに」


キーンコーンカーンコーン…


そんな話をしていると、朝礼前の予鈴が鳴った。


「…あっ、チャイム。そろそろ戻らないと」


わたしはそうつぶやき、校舎の中に戻ろうとした――そのとき。