高嶺のぼっちはかまわれたい

「…えぇー!?マドンナに話しかけられた!?」

「落ち着け!オレたちなんかが口を利いていい相手じゃない!」


あまりの驚きように逃げ出そうとするその2人の腕をなんとかつかんだ。

コミュ障のわたしがせっかく勇気を振り絞って声をかけたというのに、ここで逃がすわけにはいかない。


「すみません、お願いがあるんです…!わたしの話を聞いてください」

「えっ…!?マドンナからの…お願い!?」

「マ、マドンナのご命令とあらば、なんなりと!」


2人はピシッと敬礼をする。

そんな2人にわたしは深々とお辞儀をした。


「ジミー先輩のクラスを教えてください…!」


そう言ってゆっくりとわたしが顔を上げると、なぜか2人はぽかんとして固まっていた。


「ジ…ジミーって、髪の毛ボサボサで陰オーラ漂う――」

「学校一の地味男子の…、影山一颯?」

「はい」

「…えっと、マドンナとは正反対のジャンルに属してると思うけど、そのジミー?」