高嶺のぼっちはかまわれたい

ごまかすようにおどけるジミー先輩に、わたしは目を細めて冷たい視線を注ぐ。


「とりあえず、わたしは帰ります」

「そう?1人で大丈夫?」

「大丈夫です。いつものことですからっ」


ジミー先輩、やっぱりわたしのことをからかっている。

プーと頬を膨らませながらジミー先輩を睨みつけると、わたしは備品室から出ていった。


無事に青春ノートが見つかってよかったけど、変な人に絡まれちゃった。


『ああ、ごめんごめん。そういう意味で笑ってるんじゃなくて、なんかかわいいなって』

『かっ…。か、か、か、…かわいい……!?』


絶対あの人、わたしの反応を見て楽しんでた。

わたしのほうが年下だからって。


――でも。


同じ学校のだれかと話したのって、…いつぶりだろうか。

いや、もしかしたら……初めて?


わたしも人見知りのコミュ障のはずなのに、いつの間にか自然とジミー先輩と話してた。