高嶺のぼっちはかまわれたい

「…えっ。ない…!?」


なんと、いつも入れているポケットに青春ノートがなかった。

あるのはボールペンのみ。


慌てて他のポケットや机の中やカバンの中を見たけど、やっぱりどこにもなかった。


まさか…、…落とした!?

わたしの憧れの青春が書き込まれた、絶対にだれにも見られたくないあのメモ帳を…。


一瞬にして冷や汗が滲み出た。

残りのお昼休みの間に、教室や廊下を探したけど青春ノートは見つからなかった。


だれかに読まれたらと思ったら気が気じゃなくて、5限と6限の授業なんてまったく集中できなかった。



そして、放課後。


そういえば、ジミー先輩の脚に引っかかって転んだことをふと思い出した。

落としたとすれば、あのときに違いない…!


わたしは備品室へと急いだ。


床の目立つところに落ちていると思ったけどなく、しゃがみ込んで棚の下や積まれた段ボールの隙間にないか念入りに確認していく。