高嶺のぼっちはかまわれたい

わたしだって、なんだかゾッとした。

いきなり大金を渡してくる人なんて、普通にこわすぎる…!


「おっ…お前、何者なんだよ!?」


不良たちの震える声。

その質問に対して、札束男はかけていたサングラスを少し下へずらして微笑みながらこう言った。


「ん?なにって?ただのパリピです」


パ…、パリピ…!?


頭のてっぺんから雷で貫かれたかのような衝撃が走った。


こんな札束をチラつかせてくるくらいだから、そりゃあもうヤクザかマフィアの危ない人に違いないと思っていたら――。

それが…、ただのパリピ!?


黒色のスキニーパンツに、白いロンティーの上にグレーのパーカー、春ニット帽を被ったシンプルでカジュアルな格好。

ネックレスとピアスをしていて、たしかに楽しく遊んでいそうな陽キャ漂う人物ではある。


だとしても、自分で『パリピです』なんて言う…!?


「パ、パリピって…意味わかんねぇし!」