「……私、門限あるしー。帰らないと。」
「へえ?てか、なんで鹿助と別々で帰ろうとしてんの??」
「もしかして百奈ちゃん、鹿助に置いてかれたのぉ?あんんな女一人にする奴より俺等のがよくない?」
ほんと。なんで私、一人で帰らないといけないんだろうね……。
「ほんとに付き合ってんの?どうせ百奈ちゃんのことも遊びだったりするんじゃない?!」
……本当は、付き合ってないんだよ。付き合ってるふりだから、私、今一人なんだもん。
絶対好きにはならないと思っていた相手に、なんでこんな頭抱えなきゃなんないの?なんでこんなに、寂しいと思ってるの?
嫌だな。認めなたくない……。鹿助君のこと、好きになってるって―――
「ちょっとあそこのクラブで飲むだけだって!」
「そうそう!もし酔いつぶれちゃっても、ちゃんと百奈ちゃんのこと送ってってあげるし!」
いつもなら上手いこと言って逃げ道作れるのに。
なんでか頭が働かないほどに落ち込んでいる、私。あざとい女代表が本気で落ち込んで、何してるんだろう……。



