「なあ、それって俺に東さんを堕とせって言ってる?」
「……ん?まあ、堕とせばいんじゃない?」
「堕ちたらどーすんの。俺、男とやれる自信ないわ。」
「じゃあついてたら、やっぱやーめたって言えばいんじゃない?」
「なにそれ。すんげえクズじゃん。」
「え?だって、ついてるかどうか興味あるんじゃないの?」
于羽の方も見ずに適当な返答をしておく。
東さんが男でも女でも、どうせ于羽なら簡単に堕とせるじゃんね?
黒髪天パの于羽は、見た目が一見温和そうだから、女の子の壁が緩くなるんだよね。
服装だって俺とおんなじで清楚な感じだし。オラオラしてないから身構える女の子は少ないんだよね。見た目のイメージが良すぎるのも問題なんかな。
スマホゲームでようやくスイカが二つ作れたところで、ため息と共に脚を組み替える。
そのタイミングで、于羽が俺をスマホ越しに覗いてきた。



