于羽は大学で知り合った友達で、俺とほぼ同等の人間だと思っている。
知らない間に他の男から嫉妬を買って、いつの間にか周りの環境が一変している、なんてことが数知れず。同盟仲間みたいなもん。
ただ違うのは、于羽の場合自ら女の子に手を出す習性があるから、自分で破滅のレールを敷いている。
それに対し俺。勝手に女の子が集まってきて、知らない間に破滅のレールが敷かれてるの。
そりゃあ女の子にちやほらされるのは悪くないけどね。俺に取っちゃあ無事大学を卒業することのがよっぽど重要。
こう見えて俺って、けっこうまともなんだよ。
「てか3年にもなるとさ、いい加減好きでもない女に言い寄られんの、飽きてこね?」
「くるね。」
「なんかおもしれーことないかなあ〜」
于羽とこんなやり取りをするのは何度目か。
因みに俺は中学から女の子に群がられてるから、ずっと前から飽き飽きしている。刺激を求めて部活やサークルに入れば、買いたくもない嫉妬を買ってクビになるし。
まともに恋愛したのなんていつだったか?でもまともな恋愛なんてするだけ破滅するのが目に見えてるし。
だから大して好きになった女の子はいない。



